
陶芸コースでは、2年次にガラスと金属の扱い方を学ぶプログラムが組まれています。土以外の素材に触れることで、土の特質をより深く知ることを目的としています。
ガラス実習では、ステンドグラスや陶芸の窯を使用して、パート・ド・ヴェールなどの技法を学ぶことができます。金属実習では、ロウ付けや溶接などの基本的な技術を学びながら、アクセサリーやオブジェなどの制作を行ないます。

2、3年次に進級制作展が行なわれます。これまでの実習の成果を学外のギャラリーで展示します。一般の方からの批評を受けることで、自らの作品を見つめ直すことを目的としています。また授業のなかでは作品の制作だけではなく、グループでのプレゼンテーション、マケット会議、案内状のデザインなどの課題を行ない、作品発表の一連の流れを学びます。

陶芸コースには、滋賀県高島市の朽木学舎に本格的な登り窯があり、授業で使用しています。登り窯とは山などの斜面に沿って階段状の部屋を作り、陶器を焼成する窯のことです。登り窯の焼成方法は、最下段の部屋から火を入れ、炎と熱が階段を上がるように各部屋を上昇しながら、焼き上げる方法です。また、薪で焼くため、陶器には天然の灰が掛かり、予測不可能な釉薬の変化が期待できます。
本学の登り窯は1999年末に完成、2000年の9月に窯開きしました。幅3.3m、奥行き9.5m、高さ4.7mの大きな窯の前には、十分な作業スペースが確保され、煙突は周囲の環境にも配慮した炎が高く上がらない並列の5連方式になっています。
3年次には、伝統技法のねりつけで壷を制作し、約一週間、学舎で合宿しながら、この登り窯で焼成します。

