かの有名な、といってよいでしょう。フェルメールの『真珠の耳飾の少女(青いターバンの少女)』 (1665)です。
今回の課題でもこの二人だけではなく、さらに何人かこの絵を選択しました。たしかに、2010年は京都市美術館で大規模なフェルメール展も開催されましたが、それが理由ではないでしょう。
たしかに、1600年代という四百年前に描かれた絵です。描かれた人もそれほどの美人とは思えません。目が変な風に飛び出ているように思いませんか。
正直に言えば私は、フェルメールを少々苦手としています。
私はそこで空気感を指摘しました。ですが、この絵は背景が完全にゼロなので空気も存在しませんから、それも指摘できません。つまり、なりすましの実写についても、何もコメントを見つけられないのです。
にもかかわらず、毎年多くの学生がこの絵を選ぶのを不思議に思っています。皮肉ではなく単純に、私がわからないのです。