渋谷貴子はじめに
現在、社会は大量生産・大量消費の時代を迎えている。新技術、新商品、新薬品等新しいものが次々に巷に溢れ返り、便利な社会となっている。そのなかにおいて食品業界において、より革新的であると言えるのはインスタントラーメン(即席麺)の開発であったと言えよう。湯を注いで数分待つだけで、温かいラーメン料理が出来上がる。少なくとも現在の日本人に欠かすことできない代物であると言えよう。調理の手間を省く為に、保存食として、あるいは間食になど様々な時間・場面で消費されている。
では、何故、即席麺は人の心を惹きつけるのであろうか。今回は味と風味、素材など料理に絞って論じることにする。
1、味と風味
(1)今回検証に使った即席麺 ①コーンバター塩ラーメン、②とろーりチーズのカレー鍋風ラーメン、③中華そば 青葉、④本気盛コク辛味噌、⑤京都豚骨しょうゆラーメンの5種類を二日に分けて試食した。
(2)両者のバランス まず初めに私がこの5種類を食した後に感じたことは、各々様々な涼味量が含まれていることから「個性」が現れていると感じたのである。それは単なる辛い、酸い、甘い等の一種だけで表現される感覚ではなく、「この風味と麺が丁度合い、このような味を出している」等のように非常に深みのあるものであった。
2、舌触りと腹持ち
(1)意外な舌触りと感覚 私が最初に①を食した際、バターが入っていることから少しべたつくのかと思いきや、舌触りは滑らかであり、逆に④の方は辛味噌の辛みが長い間残り、少し舌が火傷したような感覚になった。また⑤も豚骨であることから見た感じは油が多いと感じていたが、残り汁を飲んだ際、重く感じることはなくあっさりしていたように感じだ。
(2)組み合わせ 私がこのように感じだ理由を考えた場合、主に二つが挙げられる。一つ目は「塩+バター」、「豚骨+しょうゆ」のように「あっさり+こってり」 の組み合わせをチョイスしている、二つ目は日本の五大調味料「さしすせそ」のいずれかが含まれていることである。日本人の代々受け継がれる「和の素材」を組み込むことにより、日本人に親しまれている味に近づき、愛され続けているのである。②の場合、濃厚な味わいであったが途中で飽きが発生し、食欲が減退したことからもそう言えよう。
おわりに
以上、二章構成で論じてきたわけであるが結果的に、①味と風味、②舌触りと腹持ちのちょうど良いバランスにより、即席麺は人の心を惹きつけると言える。だが今後ますます商品開発が進んでいくに違いないが、その一方で今一度私達の食生活を見直すべきではないかと切実に思う。
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